
ジェネリック医薬品とは、特許の切れた医薬品と同じ成分でできた安い医薬品を言います。後発医薬品とも言い、文字通り、先発医薬品(先に売り出された)に対して後から売り出された医薬品を指します。先発医薬品は、莫大な研究開発費をかけて作りだされます。それを加味し薬価が決められています。メーカーは先発医薬品を守るために特許を取り、販売を独占します。特許を出願してから20年間は、他のメーカーは製造することができません。その間に、先発メーカーは研究開発費の回収と利益を得ます。ジェネリック医薬品は、特許の切れた先発品を研究開発費をかけずに製造することができるために安く製造できます。よって、同じ成分で同じ規格で同じ効能の安価な医薬品を販売することが出来るのです。しかし、日本においてジェネリック医薬品の普及は遅れています。欧米諸国では40?60%の普及率がありますが日本では20%にも満たないのです。なぜ日本は普及しないのでしょう。欧米諸国は、国民皆保険ではないために、保険に入っていなかったり、保険会社から支給される金額が低く抑えられるために皆安いジェネリック医薬品を選びます。それに、国の制度や政府の働きかけが大きく影響しています。国がジェネリック医薬品の品質を保証しているので国民は安心してジェネリック医薬品をえらびます。ジェネリック医薬品は、生物学的同等性試験や溶出試験で先発品と同等であることが証明されています。「代替調剤」が可能であれば問題なく、ジェネリック医薬品に変更してもかまいません。しかし、ジェネリック医薬品がだめな場合もあります。同じ効能効果があっても、製造工程での作り方で味の違いがあったり、形が違ったりして飲みにくかったりアレルギーを起こしたりする場合があります。現在、医療費抑制のために後発品の使用を進めるよう政府は呼びかけています。しかし、医師には処方権があり勝手に変更することができません。医師は、今まである薬や、メーカーが売り込みに来た覚えている薬を処方してしまいます。それが先発品を処方してしまう訳です。今は、処方箋様式が「代替調剤」を可能にしある程度ジェネリック医薬品に変更できるようになりましたが、薬剤師が変更を薦める説明や変更した後の手続きの煩雑さのためや患者さんのジェネリック医薬品への信用のなさがジェネリック医薬品の使用に結びついていません。民医連では、医師も薬剤師も安全で安価なジェネリック医薬品を探し、患者負担の軽減のため積極的にジェネリック医薬品を使用しています。